Question 1

労災保険の休業補償のお金はいつ入るの？

Accepted Answer

「療養による休業4日目から支給」というのは、支給対象となる期間のことであり、実際に4日目から受け取れるわけではありません。

実際は、申請が受理されてから労基署による調査があり、支給決定通知を受けてからの支給となるため、申請から1ヶ月程度はかかることになります。

また、業務に起因するうつ発症や心筋梗塞などの場合は、因果関係の立証に時間を要するため、さらに支給が遅れる可能性があります。

Question 2

休業補償期間中に有休を取得できる？

Accepted Answer

本来の年次有給休暇の趣旨からは外れますが、従業員から休業補償期間中の有給取得を申し出るのは差し支えありません。

一方で会社から、休業補償に代えて有休の取得を促すことは、会社の休業補償義務を放棄することになるため、認められません。

なお、待期期間中に取得した場合は会社の休業補償が免責され、待期期間後に取得した場合はその日が休業補償給付の支給対象外となるという具合に、取得タイミングによって取り扱いが異なります。

また、休業補償給付は所得税の対象外であるのに対して、有休取得時の賃金は所得税の課税対象となるため、この点も従業員に周知しておきましょう。

Question 3

休業補償期間中に就業したらどうなる？

Accepted Answer

療養中に就業したことをもって、ただちに支給が打ち切られるわけではありません。

たとえば、週5日の所定労働日に対して、通院治療のため2日休業する場合は、その2日に対して給付対象という扱いになります。また、午前中は勤務し午後から通院する場合は、(給付基礎日額 - 労働時間分の賃金)×60%分が支給されます。

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