Q: 労働日によって賃金額が違う場合は？

時給制・日給制で、 労働日によって賃金額が異なる場合は、実際に取得した日の賃金額が基準 となります。 たとえば、平日は時給1000円、土・日・祝日は時給1200円である事業場において、日曜日に有給休暇を取得した場合、「通常の賃金」として時給1200円で計算します。労働日（曜日など）によって所定労働時間が異なる場合の取り扱いと、同様の考え方です。

Q: 出来高プラスの賃金の取扱いは？

営業職などで固定給の他に成績による 出来高払いの賃金がある場合は、これも含めて賃金額としなければなりません 。 「平均賃金」「標準報酬日額」は出来高も含めた額で計算し、「通常の賃金」も出来高を控除することはできません。 なお、出来高払制や請負制の労働者に対する「有給休暇1日当たりの支給額」は、下記のとおり計算します。 賃金算定期間の賃金総額÷賃金算定期間の総労働時間数×1日の平均所定労働時間数 （労働基準法施行規則第25条6項より）

Q: 時間単位年休を取得した場合は？

時間単位年休を取得した場合の賃金額は、 1日単位の有給を取得した場合に支払われる賃金をその日の所定労働時間で割り、取得した時間分を支給 します。 「通常賃金」「平均賃金」「標準報酬月額」のいずれかの計算方法をもとに、時間単位年休1時間分（取得した時間÷1日分の時間数）を求めて賃金を算出します。 【例】1日有給を取得したときの賃金が10000円、労使協定で定めた1日分の時間数が8時間で、3時間の時間単位年休を取得した場合、「10000円×（3/8）」で3750円です。 https://yokens.jp/blog/hourly-annual-leave

Question 1

労働日によって賃金額が違う場合は？

Accepted Answer

時給制・日給制で、労働日によって賃金額が異なる場合は、実際に取得した日の賃金額が基準となります。

たとえば、平日は時給1000円、土・日・祝日は時給1200円である事業場において、日曜日に有給休暇を取得した場合、「通常の賃金」として時給1200円で計算します。労働日（曜日など）によって所定労働時間が異なる場合の取り扱いと、同様の考え方です。

Question 2

出来高プラスの賃金の取扱いは？

Accepted Answer

営業職などで固定給の他に成績による出来高払いの賃金がある場合は、これも含めて賃金額としなければなりません。

「平均賃金」「標準報酬日額」は出来高も含めた額で計算し、「通常の賃金」も出来高を控除することはできません。

なお、出来高払制や請負制の労働者に対する「有給休暇1日当たりの支給額」は、下記のとおり計算します。

賃金算定期間の賃金総額÷賃金算定期間の総労働時間数×1日の平均所定労働時間数
（労働基準法施行規則第25条6項より）

Question 3

時間単位年休を取得した場合は？

Accepted Answer

時間単位年休を取得した場合の賃金額は、1日単位の有給を取得した場合に支払われる賃金をその日の所定労働時間で割り、取得した時間分を支給します。

「通常賃金」「平均賃金」「標準報酬月額」のいずれかの計算方法をもとに、時間単位年休1時間分（取得した時間÷1日分の時間数）を求めて賃金を算出します。

【例】1日有給を取得したときの賃金が10000円、労使協定で定めた1日分の時間数が8時間で、3時間の時間単位年休を取得した場合、「10000円×（3/8）」で3750円です。

https://yokens.jp/blog/hourly-annual-leave

Question 4

賃金額の6割を支払うのは違法？

Accepted Answer

計算方法として平均賃金を採用した場合は、以下の2種類の計算結果のうち、金額の高い方を採用します。

過去3ヶ月に支払った賃金の総額÷暦日数（休日を含んだ日数）
過去3ヶ月に支払った賃金の総額÷その期間の総労働日数×60%

よって、後者の「賃金総額を総労働日数で割った金額の6割」のほうが低い金額であるにもかかわらず、この金額を支給している場合は違法といえます。

基準内賃金とは？基本給との違いや対象となる手当をわかりやすく解説

給与遡及とは？原因と対策、注意ポイントをわかりやすく解説

月給を時給に換算するには？手当や端数処理もわかりやすく解説

年俸制とは？月給制との違いや導入のメリット・デメリットを解説

完全月給制とは？導入のメリット・デメリットや他の給与形態との違いを解説

月給日給制と日給月給制の違いとは？メリット・デメリットも解説

日給月給制とは？メリット・デメリットや月給日給制との違いを解説

給与体系とは？種類ごとの特徴や見直し手順をわかりやすく解説

特殊勤務手当（危険手当）とは？民間企業でも使える？

給与の日割り計算をわかりやすく解説！手当や端数処理はどうする？

給与デジタル払いはいつから？デメリットが多いって本当？

平均賃金の計算方法をスッキリ解説！解雇予告手当や休業手当に必要

有給休暇の賃金額6割は違法？3種類の計算方法をわかりやすく解説

メニュー